FFヒーターって・・・どんなもの?
こんにちは、R36の竹村です。
本日のブログは装備・整備編です。
お題は 暖房器具の『FFヒーター』のお話しです。
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『FFヒーター』ってなに??って方に簡単に説明しますとエンジンを止めても車内を温風で温められる装置のことです。
キャンピングカーユーザーのアンケートでも”装着して一番良かった装備”の1位のなるほどの
便利で使える装置となっています。
秋から春先まで使うヒーターは便利な装備として皆様のお役にも立っています。
さて今日のブログでは、
すこしだけ詳しく、FFヒーターの仕組みや構造を掘り下げていこうと思います。
まずは本体の断面図から・・・
左側❶から入った空気が途中にある釜の熱によって暖められ、右側⓬から出る時には温風になっているというもの。
燃焼するための空気は車外から取り込み、その後、微量の排気ガスはマフラーから車外に排出されるので、一酸化炭素中毒の心配がありません。室内は綺麗な空気なのでつけっぱなしで寝てしまっても大丈夫です。
特徴及びメリットをまとめますと (ベバスト Air Top 2000ST)
1、ひと晩(8h)使用しても燃料消費は1.5ℓ程度
2、エンジン停止状態で使用でき、アイドリングによる騒音を抑制
3、設定温度に達すると出力を自動制御する安心・省エネ設計
4、バッテリー電圧が低下するとヒーターは自動停止
5、軽量小型の省スペース設計
6、万一の故障の場合は不具合箇所をお知らせ(ダイアグ機能付き)
7、上記の仕組みの通り、燃焼された空気は車内に一切入りませんので一酸化中毒の心配はありません。
と良いこと尽くめ。
ですがデメリット(及び注意点)もあります。
それは
1、設置費用が結構かかる(約40万円~)
2、降雪時、車外マフラーの排出口が雪で塞がれない様にする(一酸化炭素中毒の恐れあり)
3、バッテリーの消費が大きい(うちのキャンカーはバッテリー2個積みなので安心してお使いいただけます)
4、定期的にメンテナンスが必要(オーバーホール・交換部品等)
と、レンタルしていただくときのデメリットは、降雪時に気を付けていただくだけです。
こんな優れもののFFヒーターで、ポカポカの車内を楽しんだり車中泊して頂くのもキャンピングカーの醍醐味なんです。
さて次は
デメリットにもあった メンテナンスについてですが
R36では、ベバストジャパンでトレーニングを受けたスタッフが責任をもって
点検・整備・取付等をいたします。
もちろん診断機もありますので、FFヒーターがおかしいなと感じたらお気軽にお問合せください。
スタッフが丁寧にご対応させていただきます。
なお、ベバストジャンパン(横浜)に以前研修に行った時の様子を少しアップします
ベバストジャパンのロジスティスク・テクニカルセンター
故障診断や取付要領ができるものです。ここで修理もしています。
PC診断機でより詳しいデーターまで解析できます。(調整等も可能)(診断機はR36にもあります)
ここでじっくり研修を受けたものだけがWebastoのFFヒーターを取り付けたり、分解したり、整備したりできるんです。
テクニカルトレーニング修了証
FFヒーターの事は、お気軽にお問合せください^^
よくお問い合わせのあるオーバーホールの価格は下記の通りです
★オーバーホール(ガスケット代込み) 30000円~
★燃料フィルター 1760円
★グロープラグ 17000円
★バーナー 18000円
★フレームセンサー 8500円
★PC診断 8000円
*2017年現在の価格ですべて税別 型番や時期によって部品代は前後します。
*分解整備の基準は、1000時間または取り付けから5年となっておりますので 定期的な点検が必要となっております。
尚、レンタルのお客様でFFヒーターの使い方がよくわからないという方は、車載の取り扱いファイルに詳しく書いてありますのでご安心ください。
使い方のコツ(バッテリーに優しい使い方・春秋の使い方など)が載ってますので是非ご覧ください。
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