オーナーさんも必見!FFヒーターのオーバーホール
みなさま、こんにちは大阪府堺市のR36です。
今日は、FFヒーターのオーバーホールをご紹介いたします。
参考記事はこちら、キャンピングカーの冬支度 FFヒーター編
まず、ざっくりとFFヒーターの仕組みを説明します。
①鉄の釜の中に燃料と空気を送り込みます。
②釜の中で燃料と空気を燃やします。すると、釜は熱くなります。
③熱くなった釜の周りに風を送り込むと、温風になって室内が暖まる。
仕組みはすごく簡単なのですが、現実はそうでも無いようです。
小さな空間で、燃料を燃やすということが意外と難しいようで不完全燃焼を起こすことがあります。不完全燃焼を起こすと、送り込んだ燃料がススとなって釜の内側や燃料の吐き出し口、点火部品にこびりついていきます。スス程度で済めば問題ないのですが、不完全燃焼の回数や量が多くなるとススが堆積していき、カーボンの固まりとなって最悪は動かなくなってしまいます。
キャンピングカーでは、よくあるトラブルの一つです。
写真がこちら。
びっくりするほど、ススが出てきます。
上の説明では釜の内側にあたる部分です。
ご覧のとおり、真っ黒ですね。
それでは、早速作業にとりかかります。
あの手、この手で部品をキレイにしていきます。
はい、ピッカピカ!!
写真と文章だとすごく簡単で、あっという間のようですが、根気のいる作業です。
後は、元通りに組み立てる。
ですが、組み立てる時の大切な注意点がございます。
ガスケット(パッキン)を必ず新品に交換します。
専門的にいうとメタルガスケットといわれる部品なのですが、丁寧に分解した場合の見た目は新品部品と大差ありません。
ですが、薄っぺらい鉄の部品なので部品同士をきつく締め付ける時に、ミクロン単位で変形して気密性を発揮する仕組みになっています。ですので、一度変形してしまっている部品では、そこから漏れ出す恐れがあるからです。
FFヒーターは不完全燃焼を起こすと一酸化炭素が生成されます。万が一、一酸化炭素が室内に漏れ出してしまうと考えるだけで恐ろしいことになってしまいます。
FFヒーターは連続した着火不良や不完全燃焼を検知すると自動的に止まるように設計されています。
△部分の点滅回数で簡単な異常を確認することが出来ます。(点滅回数によって簡単な故障診断ができます)
点滅回数による診断について書いたブログはこちら→ 【 FFヒーターが動かない! エラーコード とは?困った時の対処方をお伝えします(^^)】
点滅した場合は、一旦電源をOFFにしてから、しばらく時間をおいて再始動を試みてください。繰り返すようでしたら、何らかの異常がありますので、無理に使用しないでください。
基本的には異常を感知した場合はPC診断機に繋いで診断します。
これに繋ぐとすべての情報が確認でき、一度でも点滅したことがある場合はPC診断機での点検をおすすめします。履歴も残りますし劣化している部品の診断もできます。(PC診断は10,000円~になっております)
※尚オーバーホールについては、事故につながる恐れもあるので必ず専門の業者にご依頼ください。個人で作業をされても、弊社は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
マフラー取り付け部、電気配線、燃料パイプ、燃料フィルターの点検・清掃または交換と故障原因はたくさんあります。中には交換になる部品もあります。
【参考価格】
脱着オーバーホール(ガスケット代込み) 30000円から (*税別・取り付け位置により異なります)
交換が必要になる可能性のある部品一覧
燃料ポンプ・燃料フィルター・グロープラグ・バーナー・フレームセンサー など。
当社ではベバスト社公認のスタッフが常駐しておりますのでご安心ください。
R36では整備の行き届いたキャンピングカーをご用意して皆さまのご利用をお待ちしております。
更に、キャンピングカーのレンタルについてはもちろんですが、キャンピングカーの購入・売却・カスタム、旅行プラン、キャンプやBBQのご相談にもどんどんお応えしていきます。
お電話でも、サイトのお問合せフォームからでも結構ですので、お気軽にお問合せください。
☆キャンピングカーのトータルサービスを提供します☆
ペットもOK 関西 大阪発
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